Webデザインの仕事や在宅ワークに興味があるけれど、
「Webデザイナーになりたいけど、学校通うのにお金がない、、職業訓練校から未経験で転職できるの?」
と気になっている方も多いと思います。
未経験から職業訓練校からWebデザイナーにはなれます!!

私は職業訓練校で勉強して、未経験からWebデザイナーになりました。
現在は兼業フリーランスとして自宅で仕事をしています。
職業訓練校は、失業保険をもらいながら無料で学習できるとても良い制度です。
職業訓練校でWebデザイナーになるのはやめとけ?と言われるのは、多くの受講生が授業についていけなくて辞めてしまったり、なかなか就職に結び付かずに転職に失敗している方が多いためです。
実際に私は職業訓練校に通っていましたが、ぶっちゃけ、他の受講生のモチベーションは低いし、先生もWebのプロではありませんでした。
毎日そんな環境に行くのが嫌になり、職業訓練校を卒業する1ヶ月前に、転職活動をし訓練校を辞めました。
未経験からWebデザイナーになるためには、職業訓練校で学んでどのようになりたいかを明確にすることが大切です。
そこで、本記事では職業訓練校でWebデザイナーになるのはやめとけ?と言われる理由や未経験からWebデザイナーに転職するためにやった事を書きました。
ぜひ最後までお読みください。
- 職業訓練校のWebデザインコースの受講を検討している方
- 職業訓練校のWebデザインコースを現在受講されている方
- 未経験でWebデザイナーとして就職したい方
職業訓練校でWebデザイナーになるのはやめとけ?と言われる5つの理由
職業訓練校でWebデザイナーになるのはやめとけ?言われる5つの理由
- 途中で挫折してしまう
- 週5日通わないといけない
- 学校によって授業の質が変わる
- 学習環境・技術が実際の現場よりも遅れている
- やっぱり未経験からの転職は難しい
途中で挫折してしまう
職業訓練校では、通常のパソコンスキルの他にもデザインするためのソフトの勉強をします。
あまりパソコンを触ったことがない、タイピングしかできない。という方は、そもそも授業についていけなくなり挫折してしまうかもしれません。
実際に私の通っていた職業訓練校でも、授業についていけず途中でやめる人もいました。
週5日通わないといけない
職業訓練校の学習期間は3~6ヶ月で週5日間通います。
訓練校が自宅から遠い場合は、通うだけでも疲れてしまいます。
「給付金もらえるし、なんとなくやってみよ〜」など、生半可な気持ちで受講すると挫折します。
それなりに覚えることも多く、授業についていけなくなります。
学校によって授業の質が変わる
- 他の受講生のモチベーションが低い
午前と午後の部があり、先生と受講生の数も違って同じ訓練内容でしたが雰囲気が違いました。
私は午後の部でしたが、人数が8人程度でした。
午前の部は20名程度いて「学校」のようでした。
また、受講の目的が人それぞれなので、「給付金目当てで受講している人」「とりあえず受講している人」など、必ずしもみんな真剣に授業を受けている訳ではありませんでした。



漫画家を目指している子がいて、その子は授業中漫画を描いていました…!!
- 先生は必ずしもWebのプロではない
私が通っていた訓練校の先生は、60代くらいの方でした。
ゲーム業界出身の先生でしたが、デザイン全般に関わることを教えてくださいました。
ですが、Web業界のプロではないため基礎的なこと以外は教えてもらえませんでした。
訓練校の卒業生が講師としてその職業訓練校に就職するパターンもあるようで、学校によって先生や生徒が異なるので授業の質が変わるなと感じました。
学習環境・技術が実際の現場よりも遅れている
訓練校のパソコンが古かったです。
パソコンがwindowsだったので自宅でmacを使っていたので使いづらかったです。



起動が遅く、少しストレスでした…。
Web業界は技術の移り変わりが早いため、訓練校で習うことは2~3年前の技術であることを自覚しておいた方がいいです。
実際、SNSの書き込みでも同じ意見の方を多く見かけるので全国的にもそういう傾向があるようです。
せっかく時間をかけて学習しても、学習環境や技術が遅れているため”実務で役に立たない”そのため、職業訓練からWebデザイナーはやめとけ?と言われるのです。
やっぱり未経験からの転職は難しい
実際、職業訓練校の講師の方が「前職がデザインに関係していた」「美大出身」「20代」に該当する人じゃないと未経験からの転職は厳しいと言ってました。
転職が一般的になってきたとはいえ、まだまだ壁はあるようです。
また、職業訓練校は実務経験にならないし、転職できるかは本人次第という厳しい現実があります。
本人の実力と実務で求められるレベルが違うので、30代以降の方で未経験から転職したい方は今まで仕事で培ってきたことをどうやってアピールできるかが重要になります。
職業訓練校のwebデザインコースのメリット
職業訓練校のwebデザインコースのメリット
- 学費がかからない
- 失業保険をもらいながら受講できる
- ゆっくり今後の人生について考える時間が持てる
学費がかからない
なんと言ってもお金がかからないのが最大のメリットです。
最近では、オンラインのスクールも増えていますがちょっとしたことでもすぐ聞ける環境に身を置くことで学習が捗ります。
現在の仕事を辞めないで、独学で始めようとしたけれど続かない方が大半です。
多少の教科書代はかかりますが、何十万円も払わずにほぼ無料で対面で教えてもらえるのは嬉しいですね。
失業保険をもらいながら受講できる
一定の条件を満たしていれば、失業保険をもらいながら受講することが可能です。
失業保険は受給できる日数が決まってますが、職業訓練を受講している間は、失業保険が受給できます。
また、職業訓練受講給付金も条件を満たしていれば月額10万円もらいながら通えます。
ゆっくり今後の人生について考える時間が持てる
金銭面の不安がなければ、一番のメリットは「時間」だと思います。
社会人になってから、一生懸命働いてきて
「本当にこれをやりたかったのかな。」
「自分って何が好きだったっけ?」
など、人生を振り返る良い機会になります。
職業訓練校で学んで、どういう自分になりたいかをよく考えましょう。
職業訓練校のwebデザインコースで身に付くスキル
職業訓練校にもよりますが、私はDTPとWebの両方が学べるコースを受講したので、以下のスキルを学習しました。
HTML/CSS・JavaScript・Adobe Photoshop ・Adobe illustrator・Adobe DreamWeaver
illustratorでは、ロゴ・地図制作や印刷物の基礎知識、Photoshopでは主に写真の切り抜き・補正・加工・合成・フォトレタッチを学びました。
Web制作は、HTML/CSSの基礎知識を学び、サイト制作をしました。
Webデザイナーとして必要な全般的な基礎知識は網羅されていると思います。



覚えることがたくさんありましたが、できるようになるのが嬉しかったです。
職業訓練校のWebデザインコースから「未経験」でWebデザイナーになるためにやったこと
職業訓練校のWebデザインコースから「未経験」でWebデザイナーになるためにやったこと
- Webデザイナーの仕事を知る
- Webデザイナーの働き方を知る
- 実績づくり
- 自分の実力を知る
私は職業訓練校を卒業する1ヶ月前に、転職をし訓練校を辞めました。
「毎日新しいことを学習をしているけれど、本当に転職できるのかな。」
というよりは、一緒に授業を受けている生徒さんがみんなモチベーション低くて訓練校辞めたいなというのが本音でした。
そのため、全体的な基礎学習が終わる前に転職活動を開始しました。



転職できるかは自分次第!
未経験からWeb業界へ転職するためには、どうすれば良いか。自分なりに考えて行動しました。
Webデザイナーの仕事を知る
Webデザイナーと言っても、その仕事内容は、携わるサイトによって異なります。
サイトのデザインを制作するのか、サイトのコーディングをするのか。
ECサイトであれば、amazonや楽天など、ショッピングサイト用のサイトを制作するのか。
Webサイトの種類は、たくさんあります。
- オウンドメディア
- ECサイト
- コーポレイトサイト
- ランディングページ
- 採用サイト
- プロモーションサイト
- サービスサイト
- ブランドサイト
どのサイトに関わるかによって、サイトの目的・制作により知識や求められるスキルが変わります。
自分は何を作りたいか、興味のあるものはなんだろう。と考えました。
Webデザイナーの働き方を知る
Webデザイナーの働き方は大きく3つに分かれます。
- 事業会社
- 制作会社
- 業務委託、フリーランス
業務委託、フリーランスは未経験者からするとハードルが高いです。
そのため転職先として検討するのは、主に事業会社と制作会社になります。
事業会社と制作会社の大きな違いはクライアントの有無です。
会社の規模により就職難易度は異なりますが、以下の表のイメージです。(※個人の見解もあります。)
会社 | 仕事内容 | 難易度 |
事業会社 | 自社のECサイトやWebサービスの運営 | ★☆☆ |
制作会社 | 依頼されたWebサイトやサービスを制作 | ★★☆ |
業務委託、フリーランス | 依頼されたWebサイトやサービスを制作 | ★★★ |
あまり時間を拘束されたくないな、未経験だしじっくりやっていきたいな。など、自分はどういう働き方をしたいか考えました。



制作会社だと求められるスキルが高そう。。クライアントの急な変更とかで拘束時間長いかなぁ〜(当時の私)
実績づくり
いざ応募するにも、ポートフォリオがないと応募できません。
いくら未経験とはいえ、この人は何ができる人なのか・会社で働けるほどのスキルがあるのか企業にアピールしないといけません。
そこで、私はクラウドソーシングを活用しました。
クラウドソーシングの活用
クラウドソーシングでは、受注を目的にするというよりはポートフォリオに掲載するための「お題」を探しました。
実際の案件なので具体的に考えることができ、とても勉強になりました。
私は、バナー制作などすでに素材が用意されているものを選んで応募しました。



一応応募したけど、採用には一度もなりませんでした。笑
知人のサイトを作成する
私の場合は、実家が自営業だったので、チラシ制作・サイト制作をさせてもらいました。
実績というほどの出来栄えではありませんが、勉強にもなりますし、やる気を見てもらえます。
知り合いにWebサイトが欲しい人がいるか、探してみましょう。
自分の実力を知る
自分の実力を知ることは、転職活動をするにあたり最も重要なことです。
職業訓練校で学習したことは、あくまでも基礎であり実務をこなすには実力不足であることを自覚しましょう。
特に、「前職がデザインに関係していた」「美大出身」「20代」に該当しない方は転職先のハードルを下げることをおすすめします。
アルバイト・アシスタント・契約社員など色々あります。
まずは、最初の一歩として転職に成功してWeb業界「未経験」でなくなることによって次の転職先の幅が広がります。



私もアルバイトとして採用されてから、正社員になりました。
職業訓練校でWebデザイナーになるのはやめとけ?と言われる理由まとめ
職業訓練校でWebデザイナーになるのはやめとけ?と言われる理由は、転職に結び付かなかった人が多くいるからです。
そのため、職業訓練に通っている期間は、職業訓練校で学んでどのようになりたいかを明確にすることが大切になります。
興味の対象や目標を具体化し、それに基づいて現時点でのスキルや知識を評価することで、次に何を学ぶべきか、どのように取り組むべきかが見えてきます。
転職に失敗しないためにも、職業訓練校に通っている間は自分自身を見つめ直せる良い機会になります。
これからのキャリアを考える上で、参考にしていただければ幸いです。